カンジダアウリスなる、薬剤耐性菌の情報を目にしたので、ご紹介したいと思います。
- カンジダアウリスについて
- 日本人はなんでもかんでも抗生物質に頼りすぎ
- 子供だけじゃない。大人も抗生物質
- 大人だけじゃない何でもかんでも抗生物質
- みんな、みんな生きているんだ。友達なんだ。
- カンジダアウリスの変なところ
- カンジダアウリスにかかったら・・・
- まとめ
カンジダアウリスについて
↑上の記事がわかりやすいので、詳しくはこちらをご覧ください。
簡単にいうと、
別名日本カビと呼ばれる(最初に確認されたのが日本だから)真菌が、めっちゃくちゃ強くて、今までの薬が効かない。
そして、驚異の致死率、50~60%!!
今のところ手の打ちようがない。薬が効かないから。
どんどん感染が広まっている。
ってな感じです。
個人的にね、日本人は行動を改めないといけないと思います。
日本人はなんでもかんでも抗生物質に頼りすぎ
昔はね、国が裕福で専業主婦っていうのがいたのさ。
私が風邪を引いたら、おかあさんが看病してくれてた。
でもね。保育士さんに聞いたところ、今は事情が違うらしい。
国が貧しくなって、主婦も働かないといけなくなった。
働かないといけないから、子供の看病ができない。
保育園も熱があると預かってくれない。
では、どうするか。
子供に抗生物質を与え、一時的に熱を下げて保育園に預けちゃう。
薬が効いているから、預ける時は平熱。
お迎えの1、2時間前くらいに薬がきれて、再び熱が上がってくる。
それを繰り返しちゃう。
ただ、一時的に熱を下げているだけで、子供から菌がなくなったわけじゃない。
一時的に元気になった菌保有者が他の子供に移してしまう。
因みに、この年頃の子は、よく病気をする。
それは、当然と言えば当然で、今までお母さんのお腹の中で守られていたのに、
外に出て、色々な菌に触れる。耐性ができてないのですぐに病気をする。
病気になりたいのなら、保育園に行くといい。多分入れてもらえないと思うけど・・・そのくらい、たくさんの菌を保持している。
子供だけじゃない。大人も抗生物質
私は、薬を飲みたくない派。
でも、マイルールを破って飲んでしまう時がある。
それは、仕事にかかわるとき。
本当は、お家でゆっくり休みたい。
でも私しか人が居ない。休暇の上司を夕方から呼び出すのも申し訳ない。
だから薬を飲んで無理に働いてしまう。
苦しい・辛いっていう理由で飲むのも仕方がないと思う。
でも、明日仕事だからとか、具合が悪いけど半休もとれないって理由で薬を飲んでしまう大人は多いと思う。
大人だけじゃない何でもかんでも抗生物質
高校の先輩に、ぼー(その当時のあだ名)は今何の仕事をしているの?って聞かれたことがある。
私「患者さんから細胞を取り出して、細胞を増やして、体に戻す仕事です。自己細胞なので安全です。」
文系先輩「そんな治療があるんだね。確かに安全だね~」
医者先輩「体外に一度取り出している以上、安全とは言えない」
さすが、お医者様です。よくわかっていらっしゃる。
以前、インビボ、インビトロについて書いた↓
生体外で起きた反応=生体内の反応ではないって話。
それとちょっと似ている話で、
生体から一度切り離して、外に出してしまったら
もう安全とは言えない。
だって、人の手が加わっているから。
この手の治療の信者がよく言うセリフがある。
”理論上安全だ。絶対に失敗はない!!”
理論通りに言ったら、この世で事故は起きないよ!!
人が関わる以上、絶対にヒューマンエラーというものがつきまとう。
話がそれてしまってすいません。
こういう治療目的の細胞培養でも抗生物質を使っていますよ。
自己細胞治療なんてやってるところは十中八九使っているよ。
だって、コンタミネーションが起きて、全患者の細胞がダメになったらどうする?
その患者に保証はどうする?一度細菌・カビがコンタミしてしまうと、除菌は大変だよ。培養室ごと新しくできる?
抗生物質を入れないと、こういったリスクと隣り合わせ。
だから、抗生物質を入れないリスクより抗生物質を入れて耐性菌ができてしまうかもしれないリスクをとる。
人への治療の細胞培養でも抗生物質を使っているんだから、研究目的の細胞培養ももちろん使ってますよ。
だって、教授たちは、一定の期間で論文をあげなきゃいけないんですよ。
再現性のデータが必要だし。そもそも自分の仮説があっているかもわからない。
自分の仮説を裏付けるデータがでた!!
よっしゃ!!再現性の確認だ。もう一回同じ実験をして。
↓
細胞コンタミしちゃって。株全滅っす。
何てことになったら、目も当てられない。だから抗生物質を入れている。
最近、犬達に安全なものを食べさせたくて、ちっちが無薬鶏っていうのを調べ上げてきた。薬を飲ませないで育てた鶏で、スーパーによっては置いてないところもあるそうな。
わざわざ無薬鶏って呼ぶくらいだから、普通の鶏は、薬漬けって話です。
それもそれで仕方がないような気はします・・・
病気の鶏は出荷できないですし、もし出荷停止なんてなったら、今後の生活が成り立たなくなってしまうので。
食べ物も薬漬け、細胞だって抗生物質を使ってます。
みんな、みんな生きているんだ。友達なんだ。
細菌だってカビだって生きている。ウィルスは無生物扱いだけどね。
こいつ等喋らないし、目に見えないけど生きている。
滅亡したくないからどんどんパワーアップ菌を作ってしまう。
人VS菌の戦いは永遠に続くから、こういった最悪最強菌に悩まされる機会は絶対に来る。でも、私たちが抗生物質を乱用してしまった為に、耐性菌誕生を早めてしまったと思う。
カンジダアウリスの変なところ
日本で最初に見つかったカンジダアウリスです。
日本で誕生した菌が世界に広がり、死者をだしているって思うじゃないですか。
でもちょっとおかしいんです。
死亡した患者から、菌を採取し調べたところ、ゲノム配列が違うそうな。
何が言いたいかっていうと世界の数カ所で同時多発的に、いきなり耐性菌のカンジダアウリスが発生したってことです。
う~ん。陰謀の臭いがするぜ(笑)
誰か菌でも播いたんじゃ・・・
カンジダアウリスにかかったら・・・
安心してください。現時点で特効薬なんてない。
自己免疫力で戦うしかありません。
ルルドの泉の聖水を飲め!!とかじゃなくてよかったですね~。逆に無理です。
予防策としては、むやみやたらに病人に近づかないことですよ。
病院の待合室をしゃべりばにしているご老人がいるみたいですけどね。
喫茶店で話した方がいい。色んな意味で。
まとめ
抗生物質を飲ませるお母さんが悪いんじゃない。抗生物質を飲んででも働く大人が悪いんじゃない。
問題は、そういう事情でも働かないといけない会社であり、社会であり、国です。
とは言っても、カンジダアウリスちゃんは待ってはくれません。
体調が悪い人は気遣っても、必要以上にかまってはいけない。
自分の体調が悪いなら、人にうつしてはいけない。
また雨が降って、気温が急に下がりましたね。
体調を崩しやすいかもしれません。
食べて、良く寝て、免疫力をあげてください。