DNA→RNA→タンパク質
これがたんぱく質を作る流れでしたよね。
んで、もっと細かく言うと、
複製→転写→翻訳
っていう流れがありましたよね。
授業でさらに細かい話をされて、私は気絶しそうなくらい眠かったんですが、
先生が急にこんなことを聞いてきたんです。
複製→転写→翻訳って、すごく細かくて緻密なシステムが人間にはあるけど
何でこんな複雑なことしてるのかしら?
みんな、うーん・・・と考え始めました。
気絶している生徒がたくさんいたので、こういう質問をしたのかもしれませんが
本当に何でだろ?ってなったんですね。
生きるため
そりゃそうだけど、もっと具体的な理由・・・
もう20年前になります。東海村臨界事故というものがありました。
私は子供だったのでよく覚えていませんが、大人になって知ってぞっとした事故です。
東海村臨界事故
まず、ウラン溶液をバケツで運んでいたところ、臨界状態になって
作業員3名、地域住民667名が被曝した事故です。
福島第一原発の事故が起きるまでは、日本最大の臨界事故と言われていたそうです。
この事件が色々悲惨なのには理由があります。
・作業員は上司の命令で、不適切なマニュアルで作業させていた。
・作業員の教育不足で、原発のそもそもの危険性を教えていなった。
・到着した救急隊員も事態をしらされておらず、被曝
・その当時原発は安全と言われていたので、地域住民もすぐに避難しない
・致死量の被曝をしてしまった人は、死ぬまでの過程が地獄
あまり、政府やテレビが言うことは信じない方がいい。
311地震の時だってそうです。直ちに危険はないだの、同心円状の間違った被ばく範囲を放送していましたよね。
放射能は風に乗るんだそうで、同心円状の被ばく範囲なんてでたらめだそうです。
その時ですと、ちょうど千葉くらいまで風が運ばれてしまったそうですよ。
国やテレビが正しいことを教えてくれるとは限りません。
致死量の被曝をすると死ぬまでが地獄
”青い光をみた”
作業をしていた方々が証言した言葉です。
これを見たら覚悟をした方がいい。
放射線は普通目に見えない。目に見えないものが見えるくらい大量の放射線をあびてしまったってこと。
一番大量に被曝してしまった大内さん。
被曝して3か月以内に死亡してしまった。
↓被爆後の大内さん。閲覧注意です。覚悟して見てください。
大内さんの場合、高濃度被曝によって、染色体がボロボロにされてしまった。
細胞の地図である染色体を壊されてしまうと、細胞分裂はできない。
なので、白血球が作られなくなる。
免疫力がなくなるので、エイズ発症状態になる。
じゃあ、白血球を移植すればいいじゃん!!
そうなんだけれども、大内さんの場合上手くいかなかった。
たくさんの放射線を浴びてしまい、体内にもたくさんの放射線が残っていたから。
移植した白血球も大内さんの体内に残っている放射線でズタズタにされてしまい、増殖できなかったのだ。
腸も同じ、分裂できないので下痢が始まる。
皮膚も同じ、皮膚もなくなる。
細胞の種類や年齢にもよるけど、体細胞は30時間程度に1回分裂すると言われている。
だから最初の1、2日は被曝しても元気なの。
被曝する前の細胞がいるから。
でも時間が経つと、細胞を分裂できない影響が出てくる。
閲覧注意リンクを見れば、皮膚がなくなるとどうなるかがわかります。
被曝が怖いところは、細胞自体を殺さないこと。すぐに死ねないこと。
だから、分裂をしない心臓、神経、脳は無事なまま。
痛みを感じ、脳が認識しながら心臓は動き続けるんです。
大内さんは、
”お家に帰りたい。”
”モルモットは嫌だ”
”もう殺してくれ”
ってことを言ったそうです。
惨たらしい痛みを感じながら83日もの闘病生活を送りました。
今の医学では、ボロボロに壊れた染色体をもとに戻す技術はありません。
間違いがおきないシステムを作る以外ない。
大内さんの次に高い放射線をあびてしまった方は、
残念ながら被爆から1年後に亡くなってしまいました。
その次の1番放射線を低くあびた方ですが、事故後6年の記事はみましたが、その後はわかりません。
被曝時が60歳ですので、生きていらっしゃれば今80歳になられていると思います。
複製→転写→翻訳は何のためにあるのか
細胞分裂するからなんですね。
私たちの細胞の大部分が、細胞分裂をする細胞で構成されています。
だから、成長し老いていくんですよね。
そして、細胞分裂をするには、この複製・転写・翻訳っていう流れがどうしても
必要なんです。
生きるためっていうのは、そりゃそうです。でももっと細かいことを言うなら、
私たちは細胞分裂をして体を保っているから。
当たり前にあるこの体は、緻密なシステムによって運用され生かされているんですね。
原発を60年後も使いたい経団連さん
大内さんの死を見てもまだそういうことを言えるのでしょうか?