私は鋼の錬金術師のキングブラッドレイが好きです。
あの人を上司にもつと、すごくメリハリがついてよくなると思います。
今回は、キング・ブラッドレイ大総統のカッコよさについて書こうと思います。
鋼の錬金術師とは?
鋼の錬金術師とは、
月間少年ガンガンで2001年から2010年かけて連載された荒川弘さん少年漫画です。
等価交換の法則を原則とする、錬金術があり、
主人公のエドワード・エルリックとその弟アルフォンス・エルリックが禁忌を犯すことから物語が始まります。
禁忌を犯した代償として、兄のエドワード・エルリックは左足を失い、弟のアルフォンス・エルリックは体すべてを失います。
兄のエドワード・エルリックは弟の体を取り戻すため、再度禁忌をおかし右腕と引き換えに、鎧に弟のアルフォンス・エルリックの魂を定着させることに成功します。
弟の失った体を取り戻すため、等価交換の法則を超越した石”賢者の石”を探し求めるアルフォンス兄弟の物語です。
キング・ブラッドレイとは?
ハガレンは、心理の扉の扉絵がアルフォンス兄弟で違ったり、と色々凝っています。
その中でも、敵が7つの大罪になぞらえているのも好きです。
7つの大罪とは、人にしばしば罪を犯させてしまう感情のことを言います。
皆さんも自身の失敗や他人の失敗を思い出してみてください。
思い当たる節があるのではないでしょうか?私はいっぱいありますよ~。
色欲-ラスト-
妖艶な感じが出てていいですね。
暴食-グラトニー-
7つの大罪チームで、一番人間味があったキャラではないでしょうか?
でも、とても残念な死に方をしました。
私は結構可愛いくって好きですよ。
色欲がやられた後、にめっちゃくちゃ怒っているのもいいですね。
嫉妬-エンヴィー-
コナン君の声感が強すぎて(笑)
目をつぶって聞けば、まるでコナン君が口汚いことをいってるように聞こえます。
怠惰-スロウス-
めんどくせぇ、という気持ち。よくわかります。
わたしもしばしば面倒くさい気分になります。
強欲-グリード-
私はこの感情、別に悪いとは思いませんけどね。
欲があるから人は頑張れる。
強欲ってのがいけないってことなのかな?
何でも度が過ぎるといけないってことですね。
高慢-プライド-
グラトニー食べちゃうからな(笑)
私はこのキャラ苦手です。食べちゃう系は怖い。
最後はこの方、私が大好きなキング・ブラッドレイさんです。
憤怒-ラース-
憤怒ですよ~。
意外でしたか?
普段はニコニコしてますものね。
憤怒ってことは、心は全然笑っていないってことですね。
憤怒なのに普段ニコニコしているところが、ギャップがあっていいですね。
このニコニコからの怒りがいいです。
背面の恐怖ってやつですよ。
あんまり優しくすると、下は調子のって舐めますからね。
こういう、ちょいちょい恐怖をいれてくるのが、良い上司です(笑)
キング・ブラッドレイの名言
私の城に入るのに裏口から入らねばならん理由があるのかね?
これは、キング・ブラッドレイが不在中に、自分の城が敵・味方にひっちゃかめっちゃかにされます。
そして、戻ってきた際、ふつうは敵の位置や数を気にして、裏口からこっそり回る所を、どうどうと正門から入るのです。
その時にいった言葉がこちら
私の城に入るのに裏口から入らねばならん理由があるのかね?
あれは私が選んだ女だ。私とあれの間に余計な遺言など要らぬ
これは、ブラッドレイが敗れた際、遺言を残したい相手はいないのか?
愛する人はいないのか?と、問われた際に、ブラッドレイがした返答です。
愛だの悲しみだのくだらぬ言葉を垂れ流すな小娘。
なめるなよ、あれは私が選んだ女だ。私とあれの間に余計な遺言など要らぬ
私が唯一自分で選んだ女、とも言うんですよね。
人間を下等に思っている反面、自分の奥さんのことは大事に思っていたようです。
そこがいい
どうしてキング・ブラッドレイが上司にふさわしいか
私が求める理想の上司とは、
・実力がある
・思いやりがある
・背面の恐怖
だと、思っています。
残念ながら、キング・ブラッドレイは人間に思いやりはありません。
なんせ憤怒ですからね。でも、奥さんに対しては何らかの思いがあったように見えます。そこがいい。
そして、私が最近何よりも大事だと思っているのが、
背面の恐怖
です。思いやりがある人もたくさんいます。実力がある人もたくさんいます。
そして、思いやりと実力両方を持っている人はたまにいます。
でも、思いやり、実力、背面の恐怖を持ち合わせている人は滅多にいません。
背面に恐怖とは、
↓こういういつもニコニコした顔から
こういう表情ができる人間のことです。
人にやさしい、というのは素晴らしいことです。
でも、私の経験上、上司という立場だとそれだけではいけません。
というのも、優しすぎると、下はなめてかかります。
勝手なことをします。怠惰にもなります。高慢にもなります。
背筋が凍るような、ヒヤッとした怖さが必要です。
そうでないと、最初に述べたような、7つの大罪の心理状態に近づいていきます。
普段はニコニコ優しく、でも時には背筋がヒヤッとする恐怖が必要です。
自分には、そういう背面の恐怖は出せないよ~って方。大丈夫です。簡単な方法があります。
どすどす歩いたり、騒音を立てて威嚇する方法ではありません。
そのやり方は最悪です。だって、その場にいる人すべてが嫌な思いをするじゃないですか~。あなたが注意したい部下は一人ですよね。全部下ならまだしまも、他部署の人が居たら、その人まで委縮してしまうじゃないですか。
簡単な方法は、沈黙です。
人間沈黙にはなかなか耐えられないものです。
ロシアの大統領、ウラジミール・プーチンはべらべら喋りませんよね。
この人、G20で、アメリカのオバマ大統領が和ませようと、ジョークをかましたら
こういった表情で無言だったらしいですよ~。
あ~沈黙は怖い怖い。
まとめ
以上が、キング・ブラッドレイのかっこいいところです。
まだまだいっぱいありますけどね。
興味のある方は、鋼の錬金術師を読んでみてください。
かっこいいですよ~。
いい上司になりたいのなら、
背面の恐怖
これ必須です。