とんびが鷹をうむってことわざがありますよね。
普通の親から、まれに超優秀な子どもがうまれるっていう奴です。
でも、私、この言葉大嫌いなんですよ。
親が過剰な期待を子供に押し付けるから。
私も嫌な思いをしました。
誰しもが経験したことがあるんじゃないですかね。
結局、感謝してほしいのか?
私の母親は、私の幼少の頃から、良い職につけ、弁護士になれ、薬剤師になれ、医者になれって言ってきました。
上記職業は、大変やりがいのある素晴らしい職業だと思いますが、
私は嫌なんです。楽しくないんです。んで、嫌々やってなれる職業でもありません。
事あるごとに、こういうことばっかり言ってきて
私も、もううんざりしました。そこで言い返してやりましたよ。
”誰の子だと思っとんねん。カエルの子はカエルじゃい。”
すると、母
”親が子供に期待するのは、当たり前のことだ!!
期待されていることに感謝して、頑張りなさい”
減らず口ですよね。
最終的には、感謝しろと押しつけがましいこと言われましたよ。
自分でなりゃいいんですよ。自分の夢は自分で叶えてください。
嫌がる子供に親の夢を押し付けるのは虐待です。
シャラポワの父
シャラポワを知っていますか?
世界屈指のテニスプレーヤーです。
彼女自身に、素晴らしい才能があることは事実ですが、彼女が世界的トッププレーヤーになるのに欠かせなかった存在が、彼女の父ユーリです。
彼は娘に才能があることを信じ、
自分自身でもたくさん勉強して、たくさんのお金をかけました。
家まで売ったんじゃなかったのかな。確か。
そして、その当時入手困難だったビザを手に入れ、娘のためにアメリカに移住します。
父親が娘の才能なんてまるで信じていない人だったら?
父親がそんなお金ないよって言って、一銭も出さない人だったら?
父親がろくに勉強しないで、悪いコーチをつけてしまったら?
彼女は、世界に名をはせるトッププレーヤーになっていなかったかもしれません。
そもそも、テニスなんて途中で辞めていたかもしれません。
まとめ
繰り返しますが、とんびが鷹を生むってことわざは大嫌いです。
シャラポワの父、ユーリにテニスの才能があるのかないのかはわかりません。
ですが、父ユーリは素晴らしい才能を持っています。
それは自分の娘を信じ、応援する能力です。
そして、その期待に応え、自分の夢を叶えたシャラポワも凄い人です。
とんびは鷹を生みません。カエルの子はカエルです。
生物学の基礎はことわざにあり カエルの子はカエル?トンビがタカを生む? (岩波ジュニア新書) [ 杉本正信 ]