だめもと

日本には素晴らしい言葉がある。そう、駄目でもともと。このブログもそう。

タイトル ページ コンテンツ

日本はいくつ当てはまる?国が亡びる時の5個の兆候

f:id:damemotoko:20190812221233j:plain

日経3万円突破ぁ!!!

投資だ~急げぇ!!!と世の中投資ブームで浮かれておりますなぁ。

 

ただ、そんな時だからこそ知っておいて頂きたい、滅びの兆候です。

いつまでも刷れると思うな円とドル。

 

国家滅亡の兆候をお教えいたします。

 

【政権の寿命ってどれくらい?】

日本という国は滅亡したことはないのですが、それぞれに時代の終わりというのがあります。

・平安時代 794年~1185年(394年)

・鎌倉時代 1185年~1333年(148年)

・南北朝時代 1333年~1392年(59年)

・室町時代 1336年~1573年(237年)

・安土桃山 1573年~1603年(30年)

・江戸時代 1603年~1867年(264年)

・明治時代 1868年~1912年(44年)

・大正時代 1912年~1926年(13年)

・戦後   1945年~現在(76年)

 

ざっとこんな感じです。

室町幕府の終わりは、織田信長が足利義昭を京都から追い出したとき、と言われていますね。

 

でもちょっと?(・・?ってなりませんか?

 

例えば、大企業が倒産したときは

収入より支出が大幅に増えて首が回らなくなった時ですよね。

会長が会長室から追い出されたときが倒産とは言いません。

 

室町幕府が亡びた原因は、室町幕府より各大名の方が裕福になり、権力が増したからです。

そして、各権力をもった大名同士のバトル→戦国時代に突入です。

 

どの時代も、滅亡の原因はお金にあります。

これより先は、どうして財政破綻してしまったのか、という原因を上げていきます。

 

【収入<支出が終わりの始まり】

当たり前なんですが、収入より歳出が多ければ赤字、最終的に破綻ですね。

 

まずは、収入源が減る原因をご紹介すます。

〇徴税システムの破綻(収入減)

国の収入って何だ?といえば税金です。

 

・富裕層の税逃れ

平安時代は金持ち豪族と貴族様が結託して税金逃れをやっていたそうです。

 

金落ち豪族が、貴族様にわいろを贈り、税金の減額・免除をしてもらっていたそうで・・・あれ(・・?これ現代でも言える話ではないでしょうか?

 

タックスヘイブン

 

日本でも問題になりましたが、話題が上がっただけで、誰も罰を受けてませんよね。

 

タックスヘイブンに籍を置いている会社は日本で商売禁止な!!!

じゃ、ダメなの?

 

・既得権益による税横領

日本史も世界史でも、税を徴収する役、既得権益をもった人々の悪事によって民は苦しめられていました。

 

昔は、銀行なんてありませんからね

地方のお役人が税金なり年貢を徴収していたわけです。監視の目がないことをいいことにやりたい放題だったわけですね。

 

徴税権を持った人々から、実際の税額より多額の税がとられる。差額分はもちろん徴収人の懐に入ります。

もしくは、実際の納税額を過少申告し、差益は自分の懐へ・・・

 

戦国時代、織田信長が比叡山延暦寺を焼き払った話は有名ですね。

そこだけ、聞くと

やだぁ、罰当たり~

と思うかもしれませんが

 

その当時の、お寺さんの大半が悪徳金融会社だったのです。年利48~72%というのだから、超悪徳金融ですよ。

 

信長はその既得権益を奪おうとしていたんですね。

 

現代の日本はどうなのか・・・

 

公務員

政治家

天下り

新聞

テレビ

保育園

あげたらきりがないくらい既得権益だらけです。

 

・輸出減

大体国にお金がなくなると、やり始めるのが

徴税アップです。

ですが、それもうまくいきません。

暴動が起きるからです。

庶民から吸い上げてもダメ。金持ちから資産没収してもダメ。

では、どうするか・・・

 

外から稼げばいいじゃない

ということで貿易に力をいれます。

日本人のすごいところは、鎖国していて文明が遅れていても、あっという間に追いついて競争力のある製品を輸出することです。

 

そして、フットワークも軽かった。

綿輸出で儲かっているとき綿を。

綿製品が儲かるとなると紡績業を。

戦後は家電

といった具合に。

 

今の日本は、貿易赤字がそんなに多くないですね。にもかかわらず、日本がこんなに借金漬けなのは貿易以外の収入が低いか、支出が異常に多いのかのどちらかということですね。

〇お金の使い込み(支出増)

いくらお金を稼いでも支出が多ければ赤字じゃない。ということで、国の出費が増える原因を解説します。

 

・政策による支出増~大仏建立~

お国のお金の使い方も色々ありますね。政策による支出なのか、天災・飢饉などによる不測の事態なのか。

 

大仏が作られたのは、奈良時代ですね。

古代というと、私たちは勝手なイメージでひもじい生活をしてた、なんて思ってしまいがちですが、なんと奈良時代の税や福祉政策は中々に考えつくされたいいシステムだったんです。

 

天然痘が流行るまでは・・・

 

天然痘が流行って、何をしたかといえば

大仏づくりです。神様に助けてもらおうとしたんですね。

 

現代人からしたら、頭おかしいと思いますが、その時代は真面目に考えてやっていたんですね。

 

コロナが流行っているさなか、

行こうぜ!!!旅行。

みんなでご飯たべよう。お得だぜ。

 

こういった政策を出しているのが現代人です。

大仏馬鹿にできません。

大仏は今でも残ってます。旅行券・食事券は1000年後残ってませんよ。

 

・人件費・社会保障

栄に栄えたオスマン帝国ですが、最終的に人件費で大出費です。

 

栄えている国は他所の国から狙われます。略奪の危機です。国を守るために兵士や資材が必要になります。お金がかかります。栄え続けると他所に狙われ、衰えても他所に狙われ財政破綻。栄枯盛衰から逃れることはできないのでしょうか・・・

 

現代の日本の人件費=公務員

ですが、日本の公務員がもらいすぎているかというと、微妙。

それなりの役職がつけば年収2000万くらいもらえるようですが、公務員にも派遣があり。ピンキリ

 

どちらかというと

政治家の数を減らした方がいいのではないでしょうか・・・

 

あとは、社会福祉です。

あの、大英帝国の財政を逼迫させた原因の1つに福祉政策があります。

ゆりかごから墓場まで。ってやつです。

 

日本も言わずもがな。

早々に改革しないと・・・

だからと言って、昔の人ばっかり得してずるい・・・

どうする!!!日本!!!

 

【権力者がやることは決まっている】

権力者のやることといったら大体決まっていて、以下の4つ。

・重税

・お金を擦りまくる

・侵略

・特定企業の保護

 

重税を課せば、もちろん反発されます。

国の体制を維持できません。

北朝鮮を見ていると分かりますが、権力者は自分の体制を維持したいんです。

 

明らかな重税は、体制の危機。

ではどうするか・・・

そや!!!お金すったろ。とお金のかさ増しをします。

 

日本のお札は紙でできてるので、簡単に増やせますね。昔のお金は銀や金だったのでその含有量を変えていたそうです。

 

そうすると、お金の価値がさがり、庶民も富裕層も怒ります。100円で買えたコーラが200円じゃないと買えなくなるから仕方ありませんね。

2倍程度ならまだしも、10000万倍インフレした国も過去にあり、やっぱり民衆から暴動が起きます。

 

それじゃあ、外国から外貨稼げばいいじゃない♪で貿易に力をいれて頑張っても、他国に邪魔される可能性があります。

日本はインド相手に貿易を頑張っていましたが、その時インドを植民地にしていたイギリスに邪魔されました。

 

国内の貧困格差も広がっており、満州侵略は国民の多くが支持した政策なんです。

中国人には迷惑な話なんですけどね。

 

特定企業・業界の保護も滅びの道です。

一見良さそうに見えますが、その揺り戻しもひどい。

満州侵攻は日本人の多くが支持したと書きましたが、どうして日本人の格差が広がっていたのでしょうか。

 

それは、政府が手っ取り早く国際競争力をつけるために、特定企業を優遇したからです。

それが、三菱・三井・住友といった財閥を作り上げました。

お隣り、韓国でもナッツ姫で騒いでいましたよね。

 

大英帝国は東インド会社を保護しようとしました。

結果、ポンドを暴落させました。

イギリスは今も、先進国かもしれませんが、栄えていません。

 

特定企業の優遇とは、ドラッグに近いもので

必ずデメリットを生じさせます。

 

今の日本は、飲食業・観光業にお金をばらまき優遇しています。

本当にそれで日本が豊かになると思いますか?

 

【まとめ】

国の滅びの原因にお金はつきものですが、

だからといって、重税を課して栄えた国はありません。

 

未来の子ども達に借金を残さないために、増税を

なんてことを政治家は口にしますが、

 

今生まれてきた子たちには全く関係ない話で、今の子ども達が重税で苦しむのはええんか?

消費税数%と上げたところで、借金なくならへんわ!!!

 

日本で一番平和で長続きしたのは、江戸時代

世界でいえば、オスマン帝国

この2つに共通することは、税が低かったことです。

 

江戸時代に関して言うと、武士という特権階級の方が商人より生活が苦しかった。武家に対して何度も徳政令(借金チャラ)がでています。

 

武士の多くは、その肩書きを誇りに、米だけもらって慎ましく生活をしていました。

 

政治家の皆さんも、子ども達の未来について思う心があるのなら、減税を実行し、米だけ食べて生きてください。

 

昨今の、会食三昧報道をみると

ついついこんなことを思ってしまうおばさんです。


お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力・・・・・・はこう「動いた」


お金の流れで読む日本の歴史 元国税調査官が「古代~現代史」にガサ入れ (中経の文庫)