だめもと

日本には素晴らしい言葉がある。そう、駄目でもともと。このブログもそう。

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消費税増税が始まったけど、それよりヤバいのはインボイス制度

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遂に消費税10%になりましたね。

皆さまはなにか、駆け込みで買いましたか?

私は、特に何も買っていません。特にほしいものもなかったので。

 

9月末にドン・キホーテにいったらすごい人の山でしたよ~

なんでも、ドン・キホーテは増税前に8%引きをやっていたそうで、ただでさえ安いのに、さらに8%引き。

 

そりゃぁ、人で溢れるわけですわ。

個人的に、どうしてドンキがこんなに安売りできるのか疑問です。

 

大量に仕入れると安く仕入れることができるのかしら?

いづれにしても、個人商店はどんどん駆逐されていきます。

インボイス制度とは

2022年だったか、2023年だったか

インボイス制度というのも始まります。

 

今までは中小企業は、免税されていたんです。

100万で仕入れたとします。消費税10%なので、110万払って仕入れていることになります。

 

仕入れたものを付加価値をつけて200万で売ったとします。消費税まで入れると、220万で売るわけです。

 

消費税というのは、消費者がいちいち個々で納税するとなると凄く面倒ですよね。なので、お店が代わりに納税してくれています。

 

今回の例でいうと

200万のものを売った消費税は20万です。

20万まるまる納めるかというとそうではありません。

 

110万で仕入れた時に、10万の消費税を払っていますよね。

なので、20万ー10万=10万

10万の消費税を納めなければなりません。

 

ですが、中小企業はその10万をそのまま懐にいれてOKとされていたのですが、数年後に始まるインボイス制度でそれが難しくなります。

 

国税は、企業同士のけん制のため、と言っているようですが、ただの中小企業潰しです。

 

多くの中小企業は免税事業者です。

だって納める消費税を懐にいれてOKだったんですよ。

みんな利用するでしょ。でもそれができなくなります。

 

今までは消費税分10万円を懐にいれることができましたが、インボイス制度ではそうはいきません。

インボイス制度では免税事業者と課税事業者ではっきりと分かれてしまうためです。

 

今まではそういった区分がなく一括りで事業者でした。

免税事業者は課税事業者に、ちゃんと買ったよ!!と証明してもらわないといけません。

 

免税事業者がほら!!買ったよ。コレ、見てみてとやっても認められないということです。

課税事業者が証明書を発行してくれないと、経費として認められないということですよ!!!

 

課税事業者というと取引先になりますよね。

そういった相手に、いちいち、あの~請求書発行を・・・

というのも面倒だし、気が引けますね。

 

今までは、

売り上げ消費税20万ー仕入れ消費税10万=10万お得

だったのが、

仕入れ証明書がないと認めないとしたがために

売り上げ消費税20万ー仕入れ消費税0円(自己負担)=20万納税

 

という、中小企業にとっては痛い制度に・・・

 

私は計算しやすくするためにわかりやすい数字で例を出しましたが、

倍の値段で売れるものが一体どれだけありますか?

 

食品なんて利益数パーセントの世界ですよ。

それを消費税10%取られるようになると利益どころか赤字になります。

 

消費増税が注目されがちですが、本当にヤバいのはこのインボイス制度です。

 

廃業するお店が増えるとされています。

赤字経営続けるなら閉めるお店は出てくるでしょう。

 

今まで免税されていたことがずるいことで、

いいことじゃないか、と思う人がいるかもしれませんが

こういうことをすると中小企業は潰れてしまいます。

 

世の中に、大企業に勤めている人が一体何人いますか?

中小企業を潰すことによって、多くの失業者が生まれてしまいます。

 

個人商店で激安の店がありましたよね。

激安の店がなくなります。お金がない人にとってそういう店は本当に重宝していたのですよ。

 

最終的に大企業だけにしたいのではないでしょうか?

そんな風に思ってしまうくらい私はひどい制度だと思っています。

 

今回の消費増税で、日本の経済は立ち直れないというか終わると思っていますが、

もし、消費増税で経済が死ななくてもこのインボイスでとどめになるのではないでしょうか?

 

まとめ

如何にインボイス制度がやばいか、おわかりいただけたでしょうか?

官僚栄えて国滅ぶ

田中角栄の言葉です。

 

日本の企業自体高齢化が進んで、新しい企業が出てこれないのが現状です。

 

新しい企業というのは、小さな芽だと私は思っています。

栄養を与えて、水を与えて、光を浴びせて

そうしないと生まれたての企業は育ちません。

 

それを、官僚という連中は

大きな木の栄養の邪魔になると、芽を摘んでしまうのです。運よく芽を摘まれなかった少数も大木の木陰で日の光も浴びれず、水や栄養も大木が吸ってしまうという状態です。

 

ですが、その大木はもう病気だらけで手が付けられないんですけどね(笑)

 病気にむしばまれた生い先短い大木の為に、数多の若い芽をつむ、それが今の日本です。