最強のふたりという映画をしっていますか?
粗暴なドリスと事故で体が不自由になったフィリップの物語です。
アマゾンプライムビデオで無料視聴しています。
私はこの映画が大好きなんですね。ずっとかけ流しています。
この映画は実話をもとに作られたお話で、だからこそより惹かれるのかもしれません。
見ていると色々なことに気づかされます。
面接なのに服装が自由
首から下を一切動かすことができないフィリップが、介護補助者の採用面接をする。
それが2人の出会いです。
採用面接ということで、日本人はスーツをきて、ドアを2回ノックし、深々とお辞儀をし、相手が座っていいというまで座っていはいけない。なんて、イメージがあるのですが、面接待ちをしている人々がまぁ自由な恰好なんですよ(笑)
これ↓以前見た、日本の就活を揶揄したものなんですが、
奴隷で成功する方法(笑)
まさにその通りだなぁと感じています。
そうこれ、立派な社畜になれるかのテストなんですねー反論できません(笑)
私ストレス面接大嫌いなんですよ。
初対面でなんてこと言うんだ!!何様だ?
って思います。
仕事のストレスに耐えられるかをチェックするため、って言われてますけど
実際は従順でタフな社畜を選ぶ面接なんじゃないですかね。
ただ、私は何もやってもいいっていってるわけじゃないですよ。
履歴書見るときは、字を丁寧に書いているかとか志望動機とか遅刻をしないとか、露出魔みたいな恰好じゃないか、とか最低限をちゃんと見ますよ。
でも、印鑑が曲がっているだの、A4用紙じゃないだの、ピアスつけて面接に来ただの
そういうところまで、細かく言う気はありません。
新卒の面接練習の時、細かい作法を注意されて、辟易した覚えがあります。
日本企業の過度なマナーの強要にげんなりしますね、この慣習はいつまで続くのでしょうか ?
ほんと、もうウンザリです。
ヨーロッパ圏の人々が、ドイツをどう見ているのか
私はヨーロッパに行ったことがないですし、文化もよく知りません。
ヨーロッパは色々な国の総称ですけど、ヨーロッパはヨーロッパの文化!!みんな一緒!!と思っていました。
だから、ドイツ以外のヨーロッパ各国が、ドイツをどう見ているかもしりませんでした。
↓このブログが大好きで、いつも記事を読ませてもらっているんですが、
ドイツ人について書いた記事があります。
作中で、オペラ鑑賞をする場面があるのですが、
木が歌っているといって、爆笑していたドリスがドイツ語だとわかると
マジかよ、最悪って言ってる場面があります。
フィリップをからかって、ヒトラー風の口髭に整えたときは、
ふざけんな、やめろってフィリップが怒っていましたし、
文化的にも、歴史的にも、ドイツは距離をおかれる存在かもしれませんね。
障がい者と差別
ドリスは障がい者のフィリップに容赦ないんですよ。
失業保険をもらって、みんなに迷惑をかけてどんな気分?ってフィリップは嫌味たっぷりにドリスに聞きます。
それに対してドリスは
(介護してもらって世話になっている)そっちはどうなの?
って(;゚Д゚)
フィリップがチョコちょーだい、というと
あげない。このチョコは健常者用だからって
ドリス一人で爆笑するんです(笑)自分の言ったブラックジョークに爆笑する。
ここまで聞くと、ドリスがやばいサイコパスのように感じるかもしれませんが、
フィリップを車の後部(トランクみたいなところ)に乗せるのを嫌がります。
馬のように荷台に乗せるなんて嫌だって!!
フィリップにマリファナを教えちゃうわ、風俗サービス呼んじゃうわ、車いすが最高スピードでるように改造するわ、ドリスはぶっ飛んでます。
そんなドリスを信頼し、仲良くなるのは、どうしてでしょうか?
フィリップは、障がい者としてではなく、人として扱ってくれるからではないでしょうか。
作中で、ドリスの事をこう言います。
あいつ電話を差し出すんだぜ。容赦ないそこがいいんだ
障がい者として、差別しない。そこがドリスのいいところです。
まとめ
この最強のふたりのいいところは、お互いに影響しあって、楽しそうにしているところです。
フィリップは粗暴なドリスの影響を受けて、金持ちで上品なおじさまからちょい悪おやじに。ドリスはフィリップの上品さに影響を受けて、礼儀正しくなっています。
どちらかが一方的に影響を与えるのではなく、お互いに高めあっている。
多少実話と違うところもあります。
映画では、フィリップはドリスの家族の為に、お別れします。
実話では、ドリスに好きな人ができたために、ドリスとお別れします。
ですが、フィリップはドリスのことを思って、というのに変わりありません。
そこが、温かくって好きです。
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